夕凪の街 桜の国 [音楽、映画、漫画]
7月28日、全国の劇場で公開予定の「夕凪の街 桜の国」
昭和33年広島、母と暮らす皆実(麻生久美子)には離れて水戸に
住む弟旭に会うという目標のために一生懸命働いている。
同僚の打越(吉沢悠)と互いに想いながらも、彼女は被爆した心の傷と、
生き残った罪悪感に苦しんでいた。皆実を原爆症が襲う。半世紀後(現代)、
皆実の弟の旭(堺正章)が家族に黙って出かけた先は広島。
最近の父の行動を不振に思い心配した娘七波(田中麗奈)は、父の後を追う。
そして知らなかった家族の過去を知る・・・・という、「戦後間もない広島」と
「現代の広島」を生きる二人の女性を綴った物語です。
試写会に行った人たちなどもブログを拝見すると、やはりかなり泣ける映画みたいです。
ずっと昔のことだと思ってた戦争。この傷跡みたいなものは、今もずっと続いている・・・
それは、忘れてはいけないことなのかもしれません。
私も、祖父母から戦争の時の話を聞いたことがあります。
私の母は末っ子だったのですが、私の母を妊娠していた祖母は、
大きなお腹を抱えながら、それまで築いてきたものを全て捨てて、
違う地へと移っていったのだそうです。
こういう話を聞くと、もし戦争がなかったら
ここに住んでいなかったかも・・・とか、もし大きなお腹を抱えながら
逃げていた祖母が流産でもしていたら、当然私の母は生まれなかったのだろうし、
そうなると、私も当然ここには存在していなかったことになります。
そう考えると、今ここにいる私は、祖父母や母の歴史を受け継いで
生まれてきてるのだなぁーとしみじみ思います。
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